ヒアルロン酸注入後のボコボコは元に戻せる?原因と改善方法を詳しく解説
ヒアルロン酸注射は手軽に顔のボリューム調整や若返り効果を得られる一方、「注入後に肌がボコボコしてきた」というご相談も少なくありません。実はこのような凹凸トラブル、原因に応じて治すことが可能です。
この記事では、ヒアルロン酸によるボコボコの原因から改善方法、治らないケースへの対応まで、専門的な観点から詳しく解説します。
注入後の肌がボコボコになる3つの主な原因
ヒアルロン酸注射による肌の凹凸は、次のような要因で起こることが多いです。
- 施術直後の腫れ・炎症反応
注射の刺激で一時的にむくみが生じ、肌表面がボコボコしたように感じる場合があります。この場合、数日~1~2週間程度で自然に落ち着くことが多いです。 - ヒアルロン酸の分布不良
製剤が均一に広がっていない、あるいは塊になっていることで凹凸が目立つケースがあります。 - 皮膚の浅い層への注入
ヒアルロン酸を浅すぎる層に入れてしまうと、肌表面に膨らみが現れやすく、自然には目立たなくなりにくい傾向があります。
自然に改善するボコボコの特徴とは?
すべての凹凸が治療を必要とするわけではありません。次のような特徴がある場合は、自然に解消される可能性が高いです。
- 施術からまだ1週間以内
- 押しても硬くない、柔らかい
- 注入部位に赤みや熱感がない
反対に、時間が経っても凹凸が残っている場合や、固いしこりのような状態になっている場合は、何らかの処置が必要なことがあります。
ヒアルロン酸溶解剤での修正治療
凹凸が改善しないケースでは、ヒアルロン酸溶解注射(ヒアルロニダーゼ)によって問題箇所を分解・除去することが可能です。特に以下のような状況では有効です:
- 皮膚の浅層に誤って入ってしまっている
- 一部だけ盛り上がっている
- しこりのような塊が触れる
ただし、適切な層・部位に正確に注射を行う技術が必要です。不適切な層に溶解剤を注入しても効果が現れないため、経験豊富な医師に施術してもらうことが大切です。
治療が複雑になるケース:遅発性の結節や成長因子との関係
施術からしばらく経過してから現れるしこりや膨らみは、遅発性結節と呼ばれ、炎症性・免疫反応が関係している可能性があります。
このようなケースでは、以下の治療法が検討されます:
- ステロイド薬の内服や注射(ケナコルト)
- 複数回のヒアルロン酸溶解注射
特に、成長因子(グロースファクター)を混合したヒアルロン酸製剤では、皮膚が過剰に反応して膨らむことがあり、完全な改善が難しい場合もあります。
信頼できる医師の選び方が重要
ヒアルロン酸のボコボコを改善するには、「解剖学への理解」「注入層の判断力」「溶解剤の扱い」など、医師の知識と経験が大きく関わります。インスタや口コミだけでなく、修正治療の実績があるかをしっかり確認しましょう。
まとめ:ヒアルロン酸の凹凸は多くの場合で改善可能です
ヒアルロン酸注入後のボコボコやデコボコ感は、原因さえ特定できれば多くのケースで修正・改善が可能です。状態によっては放置するのではなく、早めに医師に相談することが美しい仕上がりへの第一歩となります。
レナトゥスクリニックではヒアルロン酸の修正治療にも対応
当院ではヒアルロン酸注入だけでなく、他院での失敗修正にも豊富な経験があります。
- ✔ カウンセリング無料
- ✔ 溶解注射・ステロイド注射も対応可
- ✔ 自然な美しさを目指した丁寧な施術